去年、小学校低学年向けの課題図書に選ばれていた『ぼくのねこ ポー』。
子どものために用意した本でしたが、今回、あらためて私も読んでみました。
実は私は、読書があまり得意ではありません。本を読み始めても途中で止まってしまい、最後まで読めないこともよくあります。
でも今回は小学校低学年向けの本。文章が読みやすく、80ページほどの物語なので、私でも最後まで読むことができました(笑)。
子ども向けの本ですが、読み終わったあとには、主人公の素直な心が大人の私にも強く残りました。
『ぼくのねこ ポー』の基本情報
- 書名:ぼくのねこ ポー
- 作:岩瀬成子
- 絵:松成真理子
- 出版社:PHP研究所
- ページ数:80ページ
- 2025年 小学校低学年向け課題図書
文章だけでなく、やさしい雰囲気の絵も入っているため、普段あまり本を読まない子どもでも手に取りやすいと思います。
『ぼくのねこ ポー』はどんな本?
この本は、一匹の猫と出会った主人公の、心の揺れを丁寧に描いた物語です。
大切にしたいという気持ちと、心の中で感じている迷い。主人公がどのように自分の気持ちと向き合っていくのかが、子どもの目線で描かれています。
これ以上書くと物語の大切な部分に触れてしまいそうなので、詳しい内容は控えます。先の展開を知らずに読んだほうが、主人公の気持ちをより身近に感じられると思います。
主人公の素直な心が大人の私にも刺さった
私がこの本から感じたのは、嘘をついていることへの罪悪感や、正直に伝えるための勇気、そして大切なものを手放す悲しさです。
正しいことは分かっていても、すぐに行動できるとは限りません。自分にとって大切なものが関係していれば、なおさら迷ってしまいます。
主人公の気持ちがとても素直に描かれているため、「自分だったらどうするだろう」と考えながら読みました。
大人になった今でも、本当のことを言いづらかったり、分かっていても決断できなかったりすることがあります。子ども向けの物語なのに、主人公の迷いが他人事には思えませんでした。
読書が苦手な大人にも読みやすい
難しい言葉が少なく、物語も長すぎないので、読書が苦手な私でも無理なく読み進められました。
読みやすい本ですが、内容が軽いわけではありません。短い物語の中に、正直であること、相手を思いやること、自分の気持ちと向き合うことなど、大切なテーマが詰まっています。
「小学校低学年向けの本だから、大人には物足りないかな」と思っていましたが、実際に読んでみると、大人になったからこそ心に残る部分もありました。
親子で読んだあとに話してみるのもおすすめ
子どもが読んだあとに、「どんなところが心に残った?」「自分だったらどうする?」と聞いてみるのもよいと思います。
大人と子どもでは、感じることが違うかもしれません。それぞれの感想を話すことで、物語をさらに深く楽しめそうです。
まとめ
『ぼくのねこ ポー』は、小学校低学年の子どもが読みやすいだけでなく、大人の心にも残る一冊でした。
読書が苦手な私でも最後まで読むことができ、読み終わったあとには、主人公の素直な気持ちについて考えさせられました。
詳しい内容を知らずに、ぜひ主人公の心の動きを感じながら読んでみてほしいです。